1. 未病・不定愁訴にアプローチ

2. 脉診流 経絡治療

1. 未病・不定愁訴にアプローチ

しんしん調和鍼灸院では 東洋医学の考えに基づき「病気単体をみるのではなく、身体全体をみる」 「人間の存在そのもの(ホリスティック)をみる」を重視し、脉診流 経絡治療を行っています。

西洋医学は患者さんの状態を科学的、局所的、理論的に分析し、症状の原因となっている病巣や病因を排除する治療をおこないます。

すなわち、患者さんの症状や検査の結果を総合して診断を行い、原因となっているものに対して薬を投与して治療をしていきます。

つまり、科学的根拠をもって原因を排除することが治療になり、こういった原因のはっきりとした病態を得意とします。

一方、東洋医学は患者さんの状態を四診(望診・聞診・問診・切診)といわれる、東洋医学的な診察法をもとに主観的に判断し、今ある状態をみていきます。

患者さんの状態が、健康な状態からどのようにバランスを崩しているか、を独自の診察法を用いて判断し、バランスを整えるために鍼灸治療や漢方薬を用います。

身体を健康状態に戻すために自己治癒力を高める施術を行うことで、原因のはっきりしない病態に対して有効なアプローチをしていきます。

WHO憲章では「健康」を以下のように定義しています。

「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない。」(平成26年版厚生労働白書 P2より抜粋)

これは、例え病名がついていなくても、何かしらの不調を感じていれば「健康」とは言わない、ということです。

健康状態は、「健康」か「病気」の2つに分けられるものではなく、健康から病気までグラデーションの様に連続していると考えられています。

東洋医学では「未病」という考えがあり、健康でも病気でもない「健康と病気の間」にある状態のことをいいます。

具体的には
「体調不良を感じて病院で診察・検査を受けても、特に異常なしと言われた」

「何も症状はないのに、健康診断で異常があると言われた」

東洋医学は身体のバランスを整える全体的な治療を中心とし、精神を含めて身体全体を一つのものとしてとらえます。

経絡治療を行い、心身のバランスを図り、本来その人の身体の内にある自然治癒力を高めることで、病気や症状の改善を目指します。

また、個人差を重視し性格、体質、季節なども考慮しながら、一人ひとりの状態に合わせて施術を行っていきます。

2. 脉診流 経絡治療

● 診察法(四診法)によって、患者さん一人ひとりの病の原因を探り出し、“病の本質”となる「証」を決定します。
 この「証」にしたがい、身体全体の経絡の “気血(生命エネルギー)”  の過不足を調整して流れを良くし、経絡のバランスを整えていきます。
 このような根本的な全身治療により、自然治癒力や生命力が高まり、あらゆる疾患に対応できる施術となっています。

● “気血”の流れを良くし、身体全体の経絡のバランスを整える全身治療により、病院や他の治療では良くならない数々の疾患を治癒・寛解へ導いていきます。

● 一鍼ごとに、脉や腹部で効果を確認しつつ診療を進めていきますので、少ない鍼数(少ない刺激)でお身体を変化させていきます。 
 鍼数が少ないことで身体への負担がかかりにくく、病弱な方や敏感体質の方にも施術のご提供を可能にしています。

● 痛みを感じない優しい鍼です。
 初めての方、他の鍼灸院で鍼を受けて来た方の “鍼のイメージ” を変えています。
 乳幼児・妊婦・高齢の方、すべての人に安心して治療を受けていただけます。