片方刺し(かたほうざし)って何ですか?
― 脉診流・経絡治療では、その方に合った側を選んで施術します ―

はじめに
施術を受けられた患者さんから
「今日は右に鍼をしましたね。」
「前回は左だったような気がします。」
と言われることがあります。
鍼灸は左右同じように鍼をするイメージを
持たれている方も多いかもしれません。
しかし、私が行っている脉診流・経絡治療では
本治法で**「片方刺し(かたほうざし)」**
という考え方を用いることがあります。
今回は、この「片方刺し」についてご紹介します。
左右どちらでもよいわけではありません
「右でも左でも同じではないのですか?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
脉診流・経絡治療では
左右は同じように見えても
経絡の状態や反応が同じとは限らないと考えます。
そのため
どちらに鍼をするかも
お身体の状態を確認しながら決めていきます。
「右だから。」
「左だから。」
という理由だけで決めているわけではありません。
片方刺しとは、その方に合った側を選ぶ施術です
片方刺しとは
左右どちらか一方の経穴を選んで施術を行う方法です。
私が行っている脉診流・経絡治療では
身体全体の調和を考えながら施術を進めるため
この方法を用いることがあります。
「両方に鍼をした方が良い。」
というわけではなく
その方のお身体の状態によっては
片方に施術を行う方が適している場合もあります。
そのため
毎回同じ側になるとは限りません。
左右の状態を確認してから決めています
片方刺しを行う場合でも
最初から「今日は右」と決めているわけではありません。
四診によってお身体全体の状態を確認し
左右それぞれの経絡に触れながら
反応を確認していきます。
そのうえで
今のお身体には、どちら側の経穴が適しているのか。
それを考えながら、施術する側を選んでいます。
患者さんから見ると
「今日は右だった。」という施術でも
実際には
その前にさまざまな情報を確認しながら判断しています。
片方刺しにも、いくつかの考え方があります
脉診流・経絡治療では
片方刺しを行う際にも
いくつかの考え方があります。
例えば
女性と男性
急性の症状と慢性的な症状
このような基本となる考え方があり
どちら側に鍼をするか決まっています。
しかし
それだけで施術する側を決めることはありません。
実際のお身体の反応も確認しながら
その日に適した側を選んでいます。
人の身体は、左右対称ではありません
人の身体は、一見すると左右対称に見えます。
しかし、実際には完全に左右対称の方はいません。
利き手や利き足があるように
筋肉の使い方や姿勢の癖
日常生活での身体の使い方によって
左右には少しずつ違いが生まれます。
東洋医学では
こうした左右の違いも
お身体の状態を知るための大切な情報の一つと考えています。
左右の経絡も、同じ状態とは限りません
身体に左右差があるように
経絡も左右がまったく同じ状態とは限りません。
私が行っている脉診流・経絡治療では
左右それぞれの経絡を切経し
どちらに反応が現れているのかを確認します。
その反応も参考にしながら
その日のお身体に適した側の経穴を選んで施術を行っています。
毎回同じ側になるとは限らないのは
その日のお身体の状態が毎回違うからです。
片方への施術でも、身体全体を考えています
「片方だけに鍼をして、本当に大丈夫なのですか?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、片方刺しは
片側だけを整えることが目的ではありません。
東洋医学では
経絡は全身につながり、互いに影響し合っていると考えます。
そのため
その日のお身体に適した側へ施術することで
身体全体の調和を目指しています。
患者さんから見ると
「右だけ」「左だけ」の施術に見えるかもしれません。
しかし実際には
身体全体のバランスを考えながら施術を行っています。
片方刺しも、その方に合わせた施術の一つです
私が行っている脉診流・経絡治療では
施術の方法を最初から決めているわけではありません。
四診によってお身体全体の状態を確認し
証を立て
左右の経絡の反応を確認しながら
その日に適した施術を組み立てています。
片方刺しも、
その方のお身体に合わせた施術を行うための方法の一つです。
「毎回同じことをする」のではなく
その日、その時のお身体に合わせて
施術を行うことを大切にしています。
最後に
「今日は右だけでしたね。」
「前回とは反対側でしたね。」
その違いには
その日のお身体の状態を確認しながら
施術を組み立てている理由があります。
片方刺しは
単に左右どちらかへ鍼をする技術ではありません。
お身体全体の状態を確認し
その日に適した側を選び
身体全体の調和を考えながら施術を進めていく方法です。
私が行っている脉診流・経絡治療では
一人ひとり異なるお身体の状態を大切にしながら
その方に合った施術を心がけています。
無理に施術をおすすめすることはありませんので
「自分の身体に合わせた経絡治療を受けてみたい」
と感じられた方は、お気軽にご相談ください。
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